木々の間を歩く/舞台を見つける Walking into trees / Finding a stage there

中之条ビエンナーレ2015、開催中です。
連休中にビエンナーレをまわろうと中之条町を訪れたら、想像以上のたくさんのお客様でびっくり。自分の展示場所の、人々の流れる速さにちょっと呆然。
ようやく撮影できたので、すこしご紹介したいと思います。

木々の間を歩く/舞台を見つける
Walking into trees / Finding a stage there

〈木々の間を歩く/舞台を見つける〉
〈木々の間を歩く/舞台を見つける〉
〈木々の間を歩く/舞台を見つける〉
〈木々の間を歩く/舞台を見つける〉

雨上がりの公園を歩いていると、木々の間に太陽光が差し込む水溜りが見えてくる。その時だけぴかっと現れた「舞台」のような場所は次第に近づき、歩を進めるに連れてまた遠ざかっていく。私はそのうち次の舞台を見つけるかもしれないが、この木立にあるすべての舞台を俯瞰し把握することは難しい。

「木々の間に舞台が点在している」という私の空想は、過ぎた時間の中に覚えている出来事がぽつぽつと存在して成るもの、記憶の組成のイメージへと視覚的に繋がる。昔のことほど本当に在ったのか曖昧で、様々な時期を思い出せば、何となくいろんな「役」をやって生きてきたような感じだ。

この日に得た感触を、広い展示空間を考える手がかりにして制作した。大きな舞台=絵があり、小さくてとりとめもない色の断片のような絵があり、それらは点在している。なにかのかたちが目に入ればなにかが過ぎ去っていき、歩きながらすべてを同時に把握することはできない。

Walking into trees, I find a stage. A very few steps make the scenery begin to change. Dozens of steps will show another stage appearing. Without noticing the terrific speed, they have traveled and moved place to place for a long time. In order to face what has been here seriously, I try to relate its lost figure to their present area by drawing multiple strokes. It’s also important not to forget to place gray color for emphasis. Superficial observation of the water’s edge never takes me to something like the truth.

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