個展のようす:作業から Solo Show: Installation

先週末より個展がはじまりました。学芸員の加藤さん、奥村さんの多大なご協力あって、とても丁寧に展示が組めたように思っています。色々ギリギリあるいは遅れていた私…ですが、本当に様々な方々に助けていただき、展覧会をかたちにすることができたことに、心より感謝を申し上げます。
内容盛りだくさんなので、来られそうな方、ぜひお立ち寄りください!

ウェブサイトでは展示の様子をご紹介できればと思います。
ご来場いただいた方にも、遠方にいらっしゃる方にも、ご覧頂けますと幸いです。
今回はざっと全体像とともに展示作業の様子を少し。

My solo exhibition started last Saturday at Kiyosu city Haruhi Museum of Art, Aichi. I am very grateful to all the people involved. Please drop by if you have a chance.

On this website, I’d like to show the exhibition view. In this post, several images of the exhibition together with a few scenes of the installation work.

昨年さまざまな展覧会を観るなかで、特に作品に至るプロセス(作品未満の制作物、といえるかも)を提示しているものに強く興味を持ちました。水戸芸術館の立花文穂さん、MoMAのヴォルフガング・ティルマンス、国立近代美術館の大竹伸朗さんなど。私の場合はたいがい写真、ドローイングを通って油彩に至っているのですが、ここを見えるようにするのも面白いのかもしれないと考えるようになりました(いろんな方々との雑談からアイデアをいただいた部分もあります)。プリントアウトした写真に絵具が付着しているものなど、独特の存在感を持っていて制作後もなかなか捨てられないのですよね。
そこで欲張ってドローイングをパネルの絵画とともに持ってきたわけですが、こうなると自分がこれまで行ってきた展示計画のプロセスでは全然具体化できず。現場で考える感じでした。
その場でさくさく考えていく加藤さんがたいへん頼もしかったです。
これは一例ですが、個展の機会が作家の育成につながることを、様々なシーンで実感しています。

最新のものは、幅5600mmの大作とF0のシリーズ。
古い作品では2014年の和紙の作品を持ってきています。
これは水戸芸術館の企画「コーヒー&アート」という街なか展示で、ミネルバさんの窓に展示したのみで
他で見せていなかった作品。
同様の新作をつくる計画で、ひとまず取り出してみたら、結構丁寧につくっていたなと再発見しまして、そのものを展示することにしました。
今回はライトボックスの上に平置きして、光を透過させてみています。

つづく。

——
清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.101 
古橋 香 展 点滅-Between Flickers-

会期 2023/2/11(土祝)− 3/12(日) 月曜休館
時間 10:00 − 19:00(入館は18:30まで)
会場 清須市はるひ美術館(愛知県清須市春日夢の森1番地)
観覧料 一般 200円 中学生以下無料
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition/vol101furuhashi/

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