個展のようす 透明、メタリック、パール Solo Show: Transparent/ Metallic/ Pearl

展覧会初日に、鷲田めるろさん(十和田市現代美術館館長、清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ審査員)をお招きしてクロストークを実施しました。短時間で観点を設定し話を展開する様子に、正直驚きました。自分では漫然とした作品説明になりがちなので、いただいた客観的な視点を参考に、少しずつ記事を書いていってみたいと考えています。

■透明な質感を持つ絵具、メタリック、パールのこと
絵を見る距離や角度によって見えかたが変化することに興味がある。物理的に透明な質感の絵具は少し前から、色々と試している。水で使う絵具と油彩との間で、かなりできることが異なる。銀の絵具は背景に用いて失敗したことあり。たぶん油彩でぼかしに使うことが不向きなようで、何か別の考え方を、というところでストップしていた。今回はF0のシリーズで所々使っている。

岡﨑乾二郎さんの作品は可能な限り見るようにしている。蜜蝋にも興味があって、ジャスパー・ジョーンズの旗を昨年観た。私の関心を話した際に絵描きの友人、近藤由美さんが教えてくれたクリス・オフィリの絵をいつか観てみたい。グリッター、レジン、写真切り抜き、象の糞まで、多様な材料を使っている。

つづく。

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